腹が立つ

ロードバイクをそんな煽らないで!車道を走る自転車の言い分

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自転車影絵

先日の続きです。車の視点から見た危険な自転車の車道通行ですが、今回は自転車の視点からです。

道路交通法上、自転車は軽車両と位置づけられています。したがって、歩道と車道の区別のあるところは車道通行が原則です。
【罰則】 3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
出典:警視庁 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/

自転車画像

自転車の立場からすると、一部の乱暴な運転者による死亡事故から年々厳しくなっています。
直近では道路交通法が2015年6月1日より更に改定され、場合によっては前科がつくようになりました。

そもそも自転車が車道通行するというルールは1970年代より定義されています。
1970年から自転車道という名で自転車の安全を目的に定義まで登場しています。

つまり、1970年から自転車の車道通行は危険だという認識があり、対策を始めたのです。
現在に目を向けると、一部都市部においては自転車専用の通行路が設けられている場所はたまに見かけますが、ほんの一部です。

そんな状況にもかかわらず外国にならって車道通行が原則だという理由で歩道から自転車を追い出そうとしているのです。
日本ではよく諸外国にならって何々という常套句がありますが、前提が違います。

消費税では生活必需品は対象外だったり、本記事の自転車でも自転車道がいたるところで整備されていたりと前提もなくメリットだけ強調しますね。
外国に学ぶのは良いですが、制度として日本に適用できるのかはきちんと考えてほしいものです。
制度導入が目的になっていますね。制度を利用する国民のことは見えていないですね。

それはそうと置いておいて、車道に追い出された自転車についてです。

私もロードバイクで長距離を走ったり、ママチャリで近場を徘徊することがあります。
ロードバイク

特に邪魔だと皆さんを思うのがロードバイク(競技自転車)が道路よりを走っているところだと思います。
ロードバイクのタイヤは太さがママチャリの約半分の23mmが一般的です(ママチャリは38mmぐらい)。
排水溝ロードバイクの敵

細いタイヤだと道路の排水溝にはまります。
個人的にはまったことはないですが、幅的にはまります。
まだパンク程度ならましで、最悪宙返り転倒を強制されます。

それ以外にも草とか、空き缶などのゴミがすごく多いです。
そういった事情から、仕方なく少し道路側のアスファルトの部分を走ることになります。

そんな事情があるのですが後ろから車で煽られまくります。
車の皆さん。いきなり前の自転車がコケて道路側に倒れたらどうします?

気持ちの9割はコケたくないからですが、1割は車の方が僕を車で轢かないように配慮するためのやむを得ないことです。ここはご理解を頼みます。

しかし先日もご紹介した以下統計ですが、あまりにも車との接触で死んでしまう自転車が多いですよね。

●自転車x歩行者の死亡事故・・・3人
●自動車x自転車の死亡事故・・・493人
(警察庁統計:2014年)

数値だけから極端に要約すると自転車にぶつかって死ぬ数名の方を救うために500人近い自転車の運転者が死んでいます。(自転車の死亡者数は必ずしも車道走行が原因ではないですが…)

年度別の統計を見ると全体的に減少傾向ではありますが、3名の歩行者を救うだけにとどめるのは駄目です。
大好きな諸外国を見習って自転車道を整備するなど493人の自転車の運転者の安全確保を推進してほしいです。

そのための道路交通法の改正だといいのですが。

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